年末調整とは


給与の支払者である会社は、給与の支払ごとに所定の「源泉徴収税額表」に基づき、所得税を源泉徴収することとなっています。しかし、その源泉徴収した税額の年間合計(毎年1月分~12月分)と給与の支払いを受ける社員が本来納めるべき年間給与総額に対する年間税額は通常一致しません。

一致しない理由としては、
①源泉徴収税額表が年間を通して毎月の給与額に変動がないものとして作成されているが、実際は変動があるため
②年の途中で扶養状況に変動があった場合、毎月の給与では遡って税額の調整を行わないため
③配偶者特別控除や生命保険料、地震保険料の控除などは、毎月の給与での調整はなく年末調整の際に控除されるため
等があげられます。

上記のような、給与の支払ごとに源泉徴収した税額と本来収めるべき年間税額の誤差を精算するため、1年間の給与総額が確定する年末にその年に納めるべき税額を正しく計算し、それまでに徴収した税額との過不足額を求め、その差額を徴収又は還付することが必要となります。この精算手続きが「年末調整」です。